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漢字が読めない

 先輩がちょっとした文書を書いたわけさ。それで、上の上の上司がこれを読んで、手を入れるようにと私にお鉢が回ってきた。しかたがないので、ちょいちょいと直したら、これを受け取った先輩から知らない熟語や読めない漢字があったとのコメントがあったの。膾炙とか嚆矢とか裨益とか使ったけどさ、このぐらい読んでくれよ~と思っちゃった。

 そんな自分にちょっと気分を良くしていたのだが、今日手にとった冊子でがっくり落ち込んだ。明治40年に書かれた「兵語界説(解説じゃないよ!)」なんだけど、旧字体なので読めない漢字が一杯。史学で博士とった同僚に助けてもらって読めましたけど、私もまだまだ修行の足らぬ「ひよっこ」と思い知らされました。チキンラーメンでも食べてろ!ってことでしょうか。
 明治期ということもあり、定着した訳語も限られる中、著者は英文から日本語を新たに翻訳=新たな日本語の創造をしているのですが、昔の日本人は漢文の素養があるせいか、熟語の創造力がすばらしく高いですな。明治の名文家のイマジネーションにはひたすら敬服。

 一方で家庭を振り返れば、ラノベすら読まない息子が一人。漢字どころか、話し言葉すら怪しい中学2年生・・・日本語はどうなんちゃうんでしょうね。
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