転進!八ヶ岳(赤岳)登頂

 7.18(土)&19(日)の両日で、八ヶ岳に登って来た。予定では横岳~硫黄岳縦走だったのだが、天候を見て赤岳に変更しての山旅となった。例によって、山旅のツアーである。

 7.18(土) 10:15 茅野駅に集合。ガイドはHさん、N方さん、O川さんの3名。タクシーに分乗して美濃戸登山口へ移動、班分けとストレッチなど実施。
 11:19 美濃戸登山口出発
 12:17 美濃戸山荘
 14:50 赤岳鉱泉
 15:25 行者小屋
 8.2km 4時間10分の行程

 台風11号の余波か、灰色の空から雨粒の降る下、レインウェアに身を包んで黙々と歩く。晴れていれば会話も弾み、単調な林道歩きも気持ちがまぎれるのに、レインウェアを着た途端、なぜ人は寡黙になるのだろう、などと考えながらひらすら歩く。この林道、行きはだるいだけだったが、帰りには苦痛にすらなってしまったことをこの日の私はまだ知らない。
 標高が高いので、下界の熱波は免れているが、レインウェアが体温で蒸れて暑い。汗で下着が濡れるのには閉口する。

 ようやく、本日の目的地行者小屋に到着したが、ジェントルマンらしく、after youとやっていたら、残された布団は通路のど真ん中の一枚のみ。幸い夜中に寝ぼけた仲間に踏まれることはなかったけれど、もう少し図々しく生きないとなあと思ったりもする。

 夕食はうわさの赤岳鉱泉ほどではないが、山小屋にしては十分すぎるレベル。大分汗をかいた性か、生ビールがたまらなく美味しかった。

 夕食後、ミーティングで翌日の予定が伝達される。天気予報は、天候は回復し風も弱まるが、昼から積乱雲が発達して雷のリスクがあるということ。ゆえに、4時20分にはヘッドランプで出発し、地蔵尾根を登って横岳、硫黄岳と縦走し、正午までには赤岳鉱泉に下山することとなった。早く出て早く戻れたほうが温泉でゆっくり出来るし帰りも早くなるので、早立ちは歓迎である。
 消灯は20時半、しばらく悶々としたがそのあとは眠りに落ちた。

7.19(日)
 誰かがトイレにでも行ったのか、なにやら気配を感じて時計を見たら01:57分。そのあとうとうとして3時過ぎに周囲が動き出す気配で再び目を覚ます。

 03:20 (こっそり)起床
 03:40 ザックを抱えて食堂へ移動、昨晩受領した朝食弁当をヘッドランプの明かりで無言でかきこむ。
 04:20 小屋前に集合、小声でストレッチをした後、地蔵尾根に向かって歩き始める。しかし、仰ぎ見る夜空に星は見えない。天気は曇り。地蔵尾根の手前の林間で、明るくなってきたのでヘッドランプを格納し、代わりにスリングでチェストハーネスを作り、別のスリングでラピッドを作る。頭にはヘルメット。初めてのヘルメットだ。

 地蔵尾根は梯子と鎖場が連続する。高度感もあり、緊張するが楽しい。アドレナリンが一杯出ているようで、疲れを感じない。おそらくハイになっているのだろう。一方で、予報は晴れであった天候は、濃い霧が強い風に乗って吹き付けてくるので、岩場も濡れているし、眼鏡も曇る。ウェアも濡れるし、体も冷える。それでも地蔵の頭まではアゲアゲで登って来たのだが、横岳までは岩場も続くしコンディションが悪いということで、反対側の赤岳展望荘に一時避退することとなった。
 展望荘でコーヒー片手にしばらく待機していたのだが、天候回復の様子もないし、昼過ぎには雷も来るということで、ガイドさんたちが協議した結果、赤岳に登頂して文三郎尾根から下山することになった。天気には勝てないのでまあ仕方ないよね。

 06:16 地蔵の頭
 06:22 赤岳展望荘(待機)
 08:43 赤岳(2899)
 10:42 行者小屋
 11:32 赤岳鉱泉
 14:20 美濃戸口
 11.1km 10時間0分

 文三郎尾根を降りていくと、すれ違って登ってくる人が山ほどいるのはまあ予想通りなんだが、明らかにバテバテで手をついたりストックにしがみついて上がってくる人がいる。イザという時に(たとえば雷)迅速に避難するための余力を残さない山登りは不味いよなあと思っていたら、後でN方ガイドが同じ事を言っていた。戦争するときもそうなんだが、想定外の事態が生じたときに投入する予備兵力がないのは必敗パターンだよな~とか思いながら、「マムート階段」をチンタラ下る。この尾根は登りたくない、なんだか大倉尾根に似たものを感じる。まあ、登ることはないんだろうが。

 この日最大のびっくりは、赤岳鉱泉から少し下った登山道で、自宅がお隣のH夫妻とばったりあったこと。山歩きが趣味とは知っていたが、同じ日に同じ山の同じ登山道ですれ違うという偶然はどうよ!って感じ。日本も広いようで狭い・・・時もあるなあ。

 昼過ぎから、再び雨。予報で言っていた積乱雲の影響だろうか、結構雨脚が強い。レインウェアに身を包んだ我々は再び無口になる。

 しかし、赤岳鉱泉からの下りがダルイ。なだらかな登山道をチンタラ下ってその先に一時間以上の林道歩きが待っている。テンションを上げていてくれたアドレナリンは底を突いた様で、足も違和感があるし、腰も痛い、ザックもしっくり来ない。多分、ちょっと緊張感が必要な通過ポイントがあれば、すべてを吹き飛ばしてくれるのだが、林道歩きに私の体は不平不満の嵐となる。
 雨に打たれて半ば投げやりになりながら美濃戸登山口に着いたのはほぼ予定どおりの時間。迎えのバスに乗り込んで、小淵沢の道の駅に併設された温泉で、二日分の汗を流し、生ビールをぐいっと飲み干し、再び人間に戻った我々は、中央道を八王子に向かった。

 八王子到着19時半、JRを乗り継いで自宅に戻ったのは21時過ぎであった。

 ちょっと天候には恵まれなかったけれど、梯子や鎖場もあって、楽しい山旅であった。でも林道歩きはもう勘弁。

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